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- 2021.01.29 ホームページを開設いたしました
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About us
全ての患者さんに
食道疾患は、専門性が高くそして総合的な診断と治療を必要とします。そのため多方面の専門家そして診療部署が診療に深く関わり、チーム医療として食道疾患に対応することがとても重要です。当センターは、食道疾患に関わる専門家が連携して高度な医療を提供するべく、また患者さんを多方面からサポートするために、2020年8月に設立されました。食道がんをはじめとする悪性疾患から食道裂孔ヘルニアや食道アカラシアなど良性疾患まで、消化器内科・放射線科・消化管外科が連携し、すべての病態の患者さんに、内視鏡治療、手術治療、集学的治療、先進医療まで、最適最高な治療を提案し推進します。全ての患者さんに希望を持てる最善の治療を提案いたします。また日本でのリーディングホスピタルとして、JCOGなど現在参画している全国の大きな臨床試験にもさらに積極的に参加し我が国の食道疾患治療の発展のために大きく貢献していきます。
希望を持てる最善の治療を
最後に、すべての医療に対して“しなやかにそして謙虚に”の姿勢で対峙していこうと思います。患者さん、医療スタッフ、そして未来の人々に対して愛のある発展を目指します。そのためにあらゆる努力をしていく所存です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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センター長ご挨拶
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食道には、逆流性食道炎を生じる食道裂孔ヘルニアなどの良性疾患から食道がんなどの悪性疾患まで、さまざまな病気が発症します。その特徴は、比較的高齢で糖尿病や心疾患など他の病気を合併した患者さんが多く、高齢化社会を迎えたわが国では今後さらに増えていくことが予想されます。また、食道は頸から胸、腹とつながり、体の前面から深い位置を通っているという解剖学的な理由から、手術などの治療が大きくなったり難しくなったりする場合が多くあります。
そういった食道疾患の診断や治療は、消化器内科、消化管外科、放射線科などを中心として、多くの診療科・部門の支援によるチーム医療で成り立っています。岡山大学病院では、食道がんに対して全国有数の年間100例以上の手術を行っており、中でも体に優しい手術(内視鏡手術、ロボット支援手術)を推進しています。また、早期食道がんには内視鏡での切除、進行食道がんには抗がん剤と放射線での治療なども行っており、先進的な試みとして、食道がんに対する放射線併用ウイルス療法も開発しています。さらに、良性疾患の食道裂孔ヘルニアに対する内視鏡手術や食道が細くなる食道アカラシアに対する特殊な内視鏡的筋層切開術(POEM)も積極的に試みています。
この度、このような幅広い診療実績や診療科横断的な協力体制の整備を理解いただき、安心して診療を受けていただくために、岡山大学病院に食道疾患センターを立ち上げました。多くの食道疾患の診療経験を有する優秀なスタッフが、誠意と熱意を持って最善の治療を提供させていただきます。また今後、センターを窓口として関連病院や紹介いただく先生方との連携も深めていき、中国四国地方の食道疾患のさらなる治療成績の向上に貢献できるよう努めてまいります。
食道疾患にお悩みの患者さんやご家族、紹介先を迷われている先生方におかれましては、ぜひ岡山大学病院 食道疾患センターに気軽にご相談いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 - 2020年11月
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岡山大学病院 食道疾患センター
センター長 - 藤原 俊義
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食道には、逆流性食道炎を生じる食道裂孔ヘルニアなどの良性疾患から食道がんなどの悪性疾患まで、さまざまな病気が発症します。その特徴は、比較的高齢で糖尿病や心疾患など他の病気を合併した患者さんが多く、高齢化社会を迎えたわが国では今後さらに増えていくことが予想されます。また、食道は頸から胸、腹とつながり、体の前面から深い位置を通っているという解剖学的な理由から、手術などの治療が大きくなったり難しくなったりする場合が多くあります。